神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2012年2月10日 エリアトップへ

緊急財政対策本部を設立 座間市 財源不足の回避へ

社会

公開:2012年2月10日

  • LINE
  • hatena
扶助費の増加などによって厳しい状況が続く座間市
扶助費の増加などによって厳しい状況が続く座間市

 座間市は2月2日、財源不足が続くなか、事業を着実に推進するため、初となる「緊急財政対策本部」を立ち上げた。遠藤三紀夫市長を本部長に15人で構成され、予算執行や財源対策に関する調整や検討を行う。

 財政課によると、市の財政は以前より厳しい状況が続いているという。ここ数年、市税はほぼ横ばいで推移しているものの、生活保護、子ども手当、医療扶助などの扶助費が年々増加。5、6年前と比べると倍増しており、2012年度は約105億円となる見通しだという。扶助費は、任意に節減できない義務的経費にあたるため、市の財政は年々圧迫されている。

 こうした背景を受け、全庁で情報を共有し、財政課題に取り組もうと設立されたのが、「緊急財政対策本部」だ。市長、副市長、教育長のほか、各部長で構成される。主な取り組みは、市税などの収納対策や新たな財源の発掘などによる財源確保。また、限られた財源の効果的な配分、人件費の抑制、行政改革の徹底などによって、歳出の削減も図る。

2012年度予算案の見通し

 2012年度の一般会計予算案は前年に比べて、約15億円減の約350億円となる見通し。市税は約172億円と前年並み。国庫支出金や地方交付税の減額などが見込まれている。歳入が落ち込むなか、年度間の財源の不均衡を調整する「財政調整基金」は、約2億円を取り崩す見込みだという。
 

座間版のトップニュース最新6

交通拠点設置を目指す

相武台南口

交通拠点設置を目指す

行政・地域協力し実現へ

1月31日

花壇活動続けて20年

さがみ野

花壇活動続けて20年

「孫誕生がきっかけで」

1月31日

9年ぶりの頂点目指す

9年ぶりの頂点目指す

東海大相模 春の選抜出場

1月31日

戦闘機「雷電」の部品発見

戦闘機「雷電」の部品発見

所有者から市に寄贈

1月24日

「凧」通して地域と交流

座間養護学校

「凧」通して地域と交流

座間市大凧保存会と

1月24日

3月6日オープン

市内初映画館

3月6日オープン

最新鋭の映像機器導入

1月17日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク