オリジナルの曲を披露する「サマーサウンズコンサート」を開く 古城理子(まさこ)さん ひばりが丘在住 52歳
本能で感じる音楽を
○…年に1度のコンサートは今年で12回目となる。演奏する曲は、作曲からアレンジまで全て自身で作り上げたもの。ピアノを演奏しながら、事前に作成した音をBGMで流す。学生時代に作った曲から、新曲まで11曲を演奏。サックスやトランペット、フルートやホルン、ベース、ドラムなどの音色を使い「ステージに多くの演奏者をイメージできるように」と、厚みや臨場感が出るような音にこだわる。
○…幼少期にエレクトーンを始め、初めて作曲したのは小学校6年生のとき。その後も音楽を続けていたが、結婚し子育てに専念。「親友のようだった」という母親の死から立ち直ろうと、30代のときに音楽を再び始めた。「楽譜は昔から苦手」と想像をふくらませながら、友人のアドバイスも参考に曲作りに励む。また、アニメやギリシャ神話などを「エッセンス」にストーリーを考え、その中に深い思いを込める。同じ曲でも、アレンジを変えるため毎回違うものになる。コンサートを通して「1曲1曲を仕上げて進化させていくこと」が目的の一つだ。
○…山口県の出身。大学では英米文化を専攻しアメリカやイギリスへ一人旅をした。「親になってみて、いろいろ経験させてくれた両親に感謝」と、子どもたちの教育に力を注ぐ。3人の子どもたちや近所の子へ音楽を教えていたことも。お母さん同士のつながりができ、コンサートでも受付や運営を手伝ってくれる。「本当にありがたい」と周りの協力に心から感謝する。
○…「お母さんの頑張っている姿を見ると頑張れる」と家族の応援があってこその活動。「長男が『スタジオを作ってあげたい』って言ってくれて」と、本当に嬉しそう。コンサートには遠方からの来場者や、欠かさず来る人も多く、感謝の気持ちを表す曲も披露する。「リズムを感じて、自分の中で物語を作って欲しい」と、音楽への追求はこれからも続く。
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