座間市消防署に初の女性消防士が誕生した。北海道出身の柵木景子さん(24歳)で、10月1日から消防管理課に勤務している。「消防士として、女性にしかできないことをしたい」という高校生からの夢に大きく前進した。
柵木さんは4月から半年間、消防学校(厚木市)で研修を受け、10月から正式採用となった。配属先は、消防管理課の庶務係。消防署の予算の作成、執行などに携わる。また、救急救命士の資格を持っていることもあり、救命講習で講師を務める予定だ。
柵木さんは幼い頃から活発な性格で、アンパンマンなど正義の味方に憧れていた。高校生の時、消防署での職場体験を通じて女性消防士が少ないことを感じ、「女性にしかできない仕事があるはず」と消防士を志した。
高校卒業後、上京して国士舘大学に進学。同大学のスポーツ医科学科で4年間学び、2010年春に救急救命士の資格を取得した。配属にあたっては、「厳しかった消防学校での研修を活かしたいです」と話す。
将来の目標は、救急隊の一員として活躍すること。また、市消防署初の女性消防士として「自分の後に入ってくる女性のためにも頑張ります」と意気込んでいる。消防管理課の名倉光雄課長は「市民のため、そして自分のために、精一杯業務に取り組んで欲しい」と期待を寄せていた。
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