全国高校サッカー選手権大会の県予選決勝戦が11月10日にニッパツ三ツ沢球技場で開かれ、座間高校は昨年の王者の桐光学園に0対1で敗れた。2年ぶりの全国出場をかけた大一番だったが、あと1歩届かなかった。
2次予選の2回戦から出場した座間高。希望ヶ丘、県横須賀、川和、向上を下して決勝戦まで駒を進めた。決勝の相手は、昨年の同予選準決勝で敗れた桐光だった。
10日は座間高サッカー部の部員のほか、生徒や保護者などが多く応援にかけつけた。前半は、内田雅之監督が「相手が1枚上手だった」と振り返るように、桐光の素早いプレッシャーによって押し込まれる展開が続いた。34分には右サイドから守備を崩されシュートを立て続けに打たれるが、GKの相原尚稀選手がスーパーセーブを連発。0対0で折り返した。
後半は、座間高がディフェンスラインを積極的に押し上げて主導権を握った。17分には、左サイドからのセンタリングを東剣大選手がヘディング。サイドネットに外れるも、得点を感じさせる展開が続いた。しかし、29分、ゴール前のフリーキックから直接決められ、先制点を許す。その直後、座間高もチャンスを作るが堅い守備に阻まれ0対1で試合は終了した。
内田監督は「前半は攻撃に厚みを作ることが出来なかった。後半は積極的にゴールを狙ったがあと少し及ばなかった」と話した。座間高は今シーズンの主な大会で上位進出できていなかったが、「選手権予選で決勝まで勝ち進めたのは3年生を中心とする選手の頑張り」と健闘をたたえた。
決勝戦には地域住民も多くスタジアムを訪れた。座間高の近くに住み、一生懸命練習に取り組む生徒を見ているという横前喬さんは「後半は押し込む時間もあり、選手たちは頑張っていました。素晴らしい試合を見せてくれました」と話した。また、「心を一つにしたサポーターの応援も印象的でした」と振り返った。
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