神奈川県教育委員会は学校生活や部活動での体罰について実態を把握しようと、県立学校で緊急調査を行っている。座間市内では、座間高校、座間総合高校、相模向陽館高校、座間養護学校の4校が対象。
緊急調査は、体罰の実態を把握し、適切な措置を講じることで、生徒が安心して学校生活を送れるように行うもの。また、教職員間での議論や認識を深め、根絶に向けた取り組みを推進する目的もある。対象は、県立学校の生徒、保護者、教職員。期間は1月31日から2月13日まで。
調査方法は、学校から配布された質問・回答用紙に、生徒と保護者が自宅で記入し、県教委に直接郵送するというもの。学校名や学年の記載は必要だが、無記名は可能となっている。質問項目は、体罰を受けた経験の有無、相手、時期や場所など。他の生徒が体罰を受けている場面を目撃したことがあるかも調査している。
教職員向けの調査では、体罰した経験の有無や状況、他の職員による体罰などを調べている。この内容は、各学校長が取りまとめ、事実確認したのち県教委に報告する。
調査の結果については、4月末までに文部科学省に報告し、同省の公表に合わせて発表される予定。
市立小・中学校
市内の小中学校でも、調査を実施する方向で準備が進められている。質問項目や方法は県教委が設定したものに準じたかたちになるという。市教委では「早急に対応すべきと考えている」とコメントした。
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