2月10日から15日まで横浜市で開かれた美術の公募展「第52回神奈川旺玄(おうげん)展」で、市内座間在住の樺島貞(てい)さん(69歳)の作品「予感」が、大賞に次ぐ会員奨励賞を受賞した。
同展は、樺島さんが所属する美術団体「一般社団法人旺玄会神奈川支部」の主催。支部員だけでなく一般市民も出品できる。今年は油彩画・水彩画・日本画・版画の部門で、支部員122点、一般63点の応募があった。会員奨励賞に選ばれるのは2作品のみ。
「予感」は、3人の女性を描いた油彩画。それぞれが、未来に思いを巡らせている表情を表現している。「人を惹きつける力を持つ作品」と審査員から高く評価された。
樺島さんは仕事を辞めた60歳から本格的に絵画制作に取り組んできた。45回目の同展で大賞の神奈川旺玄賞を受賞すると、翌年は会員奨励賞に輝いた。
受賞後も技術を磨き、あらゆるものを創作の対象にして試行錯誤を繰り返してきたという。「予感」は「求めていた画風に一歩近づけた」と語る作品。それだけに今回の受賞を「自分の取り組んできたことが間違っていなかったと確信できました。うれしいです」と喜んでいる。
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