座間産のひまわりの種を原材料とする「ひまわり油」がこのほど、「JDF被災地障がい者支援センターふくしま」から市観光協会に届けられた。この種は、障がい者の就労をサポートしようと、市内の子どもや各種団体が採取して送ったもの。
同センターは、東日本大震災の影響で仕事を失った障がい者の就労の場として、全国各地からひまわりの種を集め、油を製造するプロジェクトを進めている。このプロジェクトに賛同した市観光協会は昨年、市民に協力を呼びかけて、座間市やひまわり推進協議会などで構成される実行委員会を設立した。
採取作業は昨年9月に市内の畑で行われ、西中学校の生徒など約350人が参加。1万2千本の花から種を集めた。
ひまわり油は、この時に送った26袋分の種(約375kg)を原材料に製造されたもの。ビン詰めで400ミリリットルが市観光協会に届けられた。
実行委員会の委員長で、市観光協会の会長も務める星野勝司さんは「座間のひまわりが被災地の就労支援のために少しでも力になり、その成果が報告されてきたことは、とても感慨深い。お役に立てて良かった」と話している。
座間ならではのせっけんに
ひまわり油は、藤沢市で石鹸を製造する「湘南石鹸(せっけん)」に送られた。湘南石鹸では、この油と座間市内の温泉水を組み合わせたオリジナルの石鹸を作る予定で、市内の温泉施設などでの販売を検討しているという。
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