「神奈川シングルス ペタンク大会」を主管した座間市ペタンク協会の会長を務める 星野 修司さん 緑ケ丘在住 58歳
いつも全力投球
○…ペタンクはフランスを発祥とするニュースポーツで、「地上のカーリング」と呼ばれる。ビュットという目標球に向かって金属製のボールを投げ、距離の近さを競う。「一番の醍醐味」というのが、ティールという投球方法で相手のボールをはじくこと。「展開が一瞬で変わる。その爽快感に魅了されて、ペタンクに熱中する人も多い」と語る。
〇…ペタンクを始めたのは20年以上前。同協会の前身で、1991年に発足した愛好会からのメンバーだ。「選手の性格が出る」というペタンク。自身は「逃げには回らない。やられたらやりかえす」と、気持ちを前面に押し出すプレーヤーだった。1996年に名古屋で開かれた「日本選手権大会」のトリプルス部門で、3位に輝いたのは良い思い出。「勝利が決まった瞬間、あまりの嬉しさに寒気がした。3人で喜び合った」と懐かしそうに振り返る。同協会の会長には、6年ほど前に就任。今は新人の育成にも力を注いでいる。「ティールは、チームの若い人に任せることが多い。その方が楽しんでもらえるからね」
〇…座間で生まれ育つ。高校を卒業後、三菱重工業(株)に就職した。若い頃は、工作物を固定し切削工具などの制御をする「治具(じぐ)」の製造に携わり、現在は設計に関わる。1㎜の100分の1の作業を、機械を使わず行う技術の持ち主だ。中途半端が嫌いな性格で、何事も妥協せずに取り組む。部下との関わりも常に全力投球。その姿を近くで見ている奥さんも、「『そこまでしなくても…』と思うほど、面倒見の良い人です」と太鼓判を押す。
〇…手先が器用で、趣味は日曜大工。30年ほどコツコツと続けている。頭のなかで描いた設計図をもとに、縁台やテーブルなどさまざまなものに挑戦する。同協会の大会で使用するナンバープレートを作ることもあるという。「そろそろ運搬用の軽トラックが欲しいところ」と笑う。
|
|
|
|
|
|