市民全員がいっせいに安全行動を取るという新しいスタイルの防災訓練として注目され、1月に行われた「市いっせい防災行動訓練(Shake(シェイク)Оut(アウト)2013 in ZAMA)」の報告会が、3月21日に市役所で開催された。登録者数が、市の昼間人口の3割にあたる3万3千人になった一方で、商業施設への協力要請などが課題となった。
市とざま災害ボランティアネットワーク(濱田政宏代表)が主催した訓練。東京千代田区などで実施され、県内では座間が初。1月23日の午前11時に、登録者が「姿勢を低くする」「頭と足を保護する」「揺れが収まるのを待つ」という3段階の行動を徹底した。
報告会の冒頭で遠藤三紀夫市長は、「実施内容を検証することが取り組みの進化につながる」と報告会の重要性を強調した。濱田代表は、市内全ての教育機関が参加したことなどを「大きな成果」として挙げた。課題については、開始の合図である防災行政無線が聞き取りづらかった点など実践的な部分に言及した。
この日は、全国でシェイクアウト訓練を推進するShake Оut提唱会議の澤野次郎氏も来場。「昼間人口のおよそ3割が参加したという実績は全国的なモデルになる」と評価した。
市のシェイクアウトは、来年も1月23日に実施される予定。
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