市は、市内に設置されている全ての防犯灯のLED化を、9月末までを目途に実施する。電気使用量を削減し、CO2排出量削減による環境負荷の軽減を狙う。現在、市が所有している防犯灯は約7350本。交換作業から管理までを事業者に委託する。
防犯灯とは、路傍に設置された電灯のうち防犯対策を目的としたものを指す。道路交通の安全を確保する「街路灯」に比べて照度や高さが低く、その多くに蛍光灯が使用されている。
防犯灯を管理する市安全防災課では、環境負荷軽減などを目的に、2010年以降に設置した防犯灯にはLEDを採用してきた。これまでに全体の4%にあたる約290本をLED化してきたが、2011年の東日本大震災発生に伴う、更なる節電への機運の高まりを受け、今回の一括LED化に踏み切ったという。作業期間は8月から9月下旬頃までを予定している。
管理を行う富士通リース(株)との契約はリース形式で行われ、契約期間は10年間。従来型の防犯灯の撤去費用、入れ替え費用、10年間の管理費用などを含む2億194万6500円が分割されて各年の予算として計上される見込み。
犯罪抑止の一助に
LEDは蛍光灯に比べて高価だが、耐用年数が長く、電力使用量が大きく異なる。同課の試算によると、LED化により1年間あたり約1千万円相当の電気使用量の削減になるという。また、照度も異なるため「LED化されて明るくなったように感じる」との声も多く寄せられていた。これに対し市安全防災課は「防犯効果もあるのではないか」として期待を寄せている。
市安全防災課【電話】046・252・8158。
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