今年3月の連続火災によって神楽殿と社務所が全焼した栗原神社(山本孝司宮司/栗原中央4の4の14)で、9月6日(金)と7日(土)に宵宮(よいみや)祭と例大祭が執り行われる。「災難に負けないように」と開かれるもので、大矢一則総代長は地域住民に参拝を呼びかけている。
火災は3月7日未明に、栗原中央2丁目と4丁目で発生。同神社の施設や一般住宅などが全焼、または部分焼した。米国籍の少年が非現住建造物等放火の容疑で逮捕された。火災によって、提灯や紅白幕、総会資料や歴史書物などが全て消失。関係者は突然の悲劇に大きく落胆したが、3月10日の臨時総会で開催を決めた。
宵宮祭と例大祭では、カラオケや踊りが披露されていた神楽殿のかわりに、仮設舞台が設けられる。広さは幅が約9m、奥行きが約5・4mで、これまでと同じ大きさ。出演者は、日本舞踊やフラダンスなどの踊り(7日)が23組、カラオケ(6日)が14組で、昨年と同規模になる見込み。大矢総代長は「神楽殿から活気を与えて欲しい」と期待を寄せる。また、両日は小池・上栗原・中栗原・下栗原・芹沢、5地区の囃子連が演奏を披露する。
時間は宵宮祭が午後6時30分から9時30分の予定。7日は午前10時から式典が開かれるほか、午後6時30分からステージプログラムが用意されている。
再建に向け協力呼びかけ
神楽殿と社務所は、来年1月の完成を目指して再建が進められている。8月28日から工事が始まり、9月中旬には上棟式を行う予定。施工は、社寺建築を手掛ける(株)青木国工務店。神楽殿はより多目的な施設になる予定で、住民への貸し出しも検討しているという。
同神社の再建委員会では、地域住民から再建寄付金を募っている。問い合わせは大矢総代長【電話】046・251・0217へ。
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