「ざまご当地モデル」をプロデュースする 藤木 徹治さん 小松原在住 42歳
心に座間の「青写真」
○…新たな物事に出会うたび、アイデアが泉のように湧いてくる。ひとたび湧いたアイデアは頭の中で成長し、いつの間にか地域を巻き込む一大事業になることも。5月には、地元の女性で座間の活性化を図る「ざまご当地モデル」事業を開始。7人の所属モデルとともに座間の商店や施設を回り、先月には遠藤三紀夫市長への表敬訪問も果たした。「座間は広くないけれど、凄い人材が集まっている」。人の繋がりを頼りに、発想は次々と形になる。
○…新潟市出身。高校時代から人を被写体にした写真を見るのが好きだったという。就職を機に上京し、印刷会社、システム開発会社を経て独立した。現在の本業はカメラマンだが、頼まれれば看板やチラシのデザインなど何でもこなす。「異業種を渡り歩いたけれど、全ての経験と人脈が今に生きている」。近所の居酒屋の看板や街中のポスター、何気なく目にする身近な風景の中に、その足跡を残している。
○…仕事と趣味の垣根が非常に低く、100%プライベートな時間は殆どない。「好きを仕事にしているから、苦にはならないですね」。わずかに空いた時間には相棒のカメラとともに自転車にまたがり、写真を撮りに行く。「結局仕事になっちゃうことも多いですけれど…」。一番楽しいのは人の表情を切り取る瞬間。「その人によって、その人らしい表情やしぐさがある。笑顔が似合う人、渋い顔が似合う人」。そんなベストショットを求めて、カメラを構え続けている。
○…いつも冷静に見えるが、その反面胸中に描く夢は大きい。「ゆくゆくは座間で東京ガールズコレクションのようなファッションフェスタを開催したい」。ご当地モデルは、そのための第1歩だ。「地元に拠点がある大企業も巻き込んで、座間と言えば美人の町と言われる仕掛けづくりをしたいですね」。挑戦したいことは尽きず、時間はいくらあっても足りない。
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