福祉に携わる人や団体が参画する「社協福祉まつり」が、9月16日(月)にハーモニーホール座間などで開かれる。30回の節目となる今年は、「みんなでつくる!こころのバリアフリー」をテーマにシンポジウムを初開催する。
この催しは毎年9月の福祉月間に合わせて、市社会福祉協議会が主催しているもの。同日開催の福祉大会とともに、ふれあいフェスティバルの一つに位置づけられている。
市社協によると、第1回は1984年8月に新田宿グラウンドで、関係団体のみで開かれた。神輿の渡御、鮎のつかみ取りがあり、約500人が参加したという。1993年にはフェスティバルの一環となり、一般公開されるようになった。2012年は、約4100人が来場するなど大きなイベントとして定着している。
今年は、障がい者差別について考えてもらうきっかけとして、シンポジウム「心のバリア解消に向けて〜障がいのある人もない人も暮らしやすい社会へ〜」をハーモニーホールで午後1時から行う。2部構成で、前半は障がい者と地域住民が意見発表を通じて、それぞれの悩みや疑問を共有する。後半は毎日新聞論説員で、内閣府障害者制度改革推進会議などに所属した野澤和弘氏が講演する。
当日は午前10時から午後3時まで、サニープレイス座間や市役所ふれあい広場に約50の関連団体が登場する。就労支援事業所の自主製品の販売、ボランティア体験、福祉セミナーなどが予定されている。さらに、障がい者の手作り作品展や里親制度の紹介コーナーもある。市社協ブースでは、復興支援の一環として古着Tシャツを募集。Tシャツは、宮城県女川町の仮設住宅で布草履を作る材料に充てられる。
市社協の小林孝行さんは「福祉について見て、触れて、感じて欲しい。ぜひご来場ください」と呼びかけている。問い合わせは市社協【電話】046・266・1294へ。
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