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座間版 公開:2013年10月10日 エリアトップへ

10月19日に福島市で東北復興支援コンサートをひらく 根本 昌明さん 立野台在住 64歳

公開:2013年10月10日

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規格外に生きる

 ○…妻と二人三脚で、音楽イベントの企画を手掛ける。その多くは、スポンサーなしの手作り公演。2011年12月に被災地福島でコンサートを主催したのを皮切りに、年1回現地でチャリティーコンサートを続けている。「回を重ねるごとに、着実に人の輪が広がっているのを感じる」。今年は現地小学校の合唱部をゲストに招き、共演する。「被災地支援は継続が大切。最低10年は続けたい」

 ○…長く海老名市で英語教師をしていたが、53歳の時に突然音楽家に転身。清掃員をしながら自費で音楽活動をする日々が続いた。現在の肩書は「指揮者・リコーダー奏者」。独学ゆえの独特の指揮法や鮮やかなグリーンのステージ衣装から、時には「変わり者」と見られることも。だが、常識に捕われない生き様と演奏がコアなファンを生んでいる。「伝えたいのは、高校球児たちのような情熱とドラマ。プロ野球とは違う魅力を持ちたい」

 ○…「言ったことは実現する」を信条に不可能と言われることを実行してきた。61歳の時には「プロのオーケストラで第九を指揮する」というかねてよりの夢を実行すべく、私財をなげうって東京フィルハーモニー交響楽団を雇い、東京オペラシティでタクトを振った。チケットを売る強いコネクションもなかったが、無名の指揮者が壮大な夢に挑んだことが話題を呼び、テレビに出演。その番組が反響を呼び、コンサートに多くの人が足を運んだ。

 ○…「もうすぐ65歳だし、ゆっくり暮らせばいいのに」――。そう声を掛けられることも多いが、じっとしているのは性に合わない。一番の理解者は、公私ともにパートナーの妻だ。「よく『支えている奥さんが一番凄い』なんて言われることもあるんです」。そんな妻とともに、密かに秘める野望がある。「東京五輪に合わせて、福島で国際平和音楽祭を開催したい。きっと実現すると思う」。夢を追い続け、叶え続ける。
 

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