東日本大震災から2年7ヵ月が経った今、その記憶が風化しないようにと、宮城県東松島市で被災した中井政義さんの防災講演会が10月4日にハーモニーホール座間で開かれた。
市と市防火安全協会(大塚和光会長)が共催した講演会。中井さんは震災後、「東日本大震災を風化させない活動推進センター」を立ち上げ、被災地の現状をインターネットで発信しているほか、全国各地で講演している。
この日は、約250人が来場した。中井さんは震災が発生した2011年3月11日午後2時46分からの状況を丁寧に説明。発生後間もなく、不在の家を狙って泥棒が多発したことを挙げ、「避難所には生活用品を置けるようなスペースがない。大切な物をどのように守るか悩んだ」と当時を振り返った。また、被災地では今でも心身のバランスを崩している人がいるとして、「ハード面はもちろん、心のケアも大切です」と強調した。
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