ひばりが丘小学校に本を寄贈した、ひばり小おやじの会の会長を務める 鈴木 一伸さん ひばりが丘在住 42歳
子どものために、仲間と共に
○…楽しく自然に、子どもや学校の力になろうという父親で構成される「ひばり小おやじの会」。創立12年目の同会には28人が在籍しており、学校行事のお手伝い、駅伝大会、他校のおやじの会との交流など多彩な活動を展開している。文庫の寄贈は今年で3年目。日々の活動をどのように子ども達に還元するかという視点のもと、2代前の会長が発案し、前会長が実現した企画。「すごい先輩たちです」と語り、それを受け継ぐ会長として、今後も継続していく考えだ。
○…同会に入会したのは5年前。学校の環境整備に参加した時に誘われ、「学校における、子どもとの時間を増やせれば」と入会を決めた。活動を通じて、同じ目的を共有・達成し、「お疲れ様」と言い合える仲間が出来た。「温かいメンバーばかり」と微笑む。新たな仲間を迎え入れることが目標。「若いお父さんたちが入りやすい環境づくりが大切」と話す。
○…横浜市の幼稚園に勤務している。今の仕事を志すきっかけは、小学校6年生の出来事。1年生に歌を指導した。発音しにくい歌詞がある歌で、クラスメイトが指導に苦戦するなか、不思議と一回で教えることができた。「教えたいことが上手く伝わって、それが歌という表現で現れた。嬉しかった」と原点を振り返る。幼稚園に勤務して約20年。今は、担任を受け持つ保育者が保育しやすい環境づくりなどに取り組む。こうした環境づくりが、良い保育となって子どもたちに還元されると考えている。
○…妻と3人の子どもと暮らす。家族とのキャンプが、楽しみの一つ。夢について尋ねると、「チャレンジ精神みたいなものは少なくて…」と苦笑い混じりに答える。だからこそ、新しい物を生み出す人を「格好良い」と思うという。「自分は生み出されたものを受け継ぎ、安定化させることに力を注ぎたい」。創立12年目の組織の会長として、今後の活躍に期待したい。
|
|
|
|
|
|