2007年から都市間交流を続けてきた座間市と福島県須賀川市が11月10日、国内友好都市になった。同日に須賀川市で締結式が執り行われ、遠藤三紀夫座間市長と橋本克也須賀川市長が協定書を取り交わした。
締結式には座間から遠藤市長、小俣博副市長、金子槇之輔教育長、沖本浩二市議会議長などが出席。須賀川市からは橋本市長、石井正廣副市長、柳沼直三教育長、市村喜雄市議会議長など参加した。約70人が締結を盛大に祝った。
遠藤市長は東日本大震災発災時の支援活動や、2011年に災害時相互応援協定を結んだことに触れ、「あらゆる分野において官民一体の交流を進めることで、より一層の信頼を築き、ともに発展していくことを願います」と話した。
締結を記念して、座間市からは佐波古(さはこ)直明さんが手掛けた「ひまわり手描き友禅」が、須賀川市からは吉野屋による伝統工芸・鍾馗(しょうき)様の絵のぼりが、それぞれ贈られた。
松明で祝う
締結式の前日9日に須賀川市で行われた伝統行事「松明あかし」に、座間市民有志の団体「座間あかまつ会」(濱野真一会長)が参加。手作りした高さ8mの大松明を燃やし、復興と友好のシンボルとした。
復興支援の想いが途絶えないようにと活動する同会。座間で調達した茅や竹を使い、1カ月かけて大松明を製作した。
当日は午後6時30分からスタート。同会の大松明は、濱野会長が梯子をのぼり頂点に点火。およそ1時間、燃え上がった。濱野会長は「大松明製作と松明あかし参加を通じて、両市の市民がお互い関心を抱いてくれたと思う」と手ごたえを話し、「今回をきっかけに、今後も交流と復興支援を継続できれば」と意欲を見せていた。
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