交通安全を啓発する「座間市交通安全推進大会」(主催/座間市交通安全対策協議会・会長=遠藤三紀夫市長)が11月16日にハーモニーホール座間で開かれ、交通安全に寄与したとして10人・4団体が表彰された。
功労者表彰を通じ、広く市民に交通安全をアピールしようと行われている大会。犠牲者の冥福を祈る目的もある。
この日は、6月から9月にかけて公募したポスターと標語コンクールの入賞者、交通安全功労者が遠藤市長から賞状を受け取った。受賞者を代表して謝辞を述べた座間交通安全協会相武台支部の平岩清文さんは、過去の事故について「思いやりや心遣い、交通マナーの実現があったならば、事故には至らずに済んだかもしれない」と話し、「思いやりや譲り合いの精神を持てば、事故撲滅も夢ではない」と力強く語った。
表彰された人や団体は以下の通り※敬称略。カッコ内は標語
▽交通安全ポスターコンクール/最優秀賞・榎本光凱/優秀賞・佐竹樹・横内伶都・阿久津美芽・今村咲月
▽交通安全標語/最優秀賞・吉田統哉(ルール、マナー まもってみんなで 金メダル)/優秀賞・渋谷稔(あぶないよ とびだし かけっこ ふざけっこ)・山口瑞月(せまい道 自転車おりて ゆずり合い)・山本緩奈(大丈夫 余裕と事故は 紙一重)・岩堀悠太(焦らずに 点滅信号 待つ勇気)
▽交通安全功労者/いづみソフト会・日産プリンス神奈川販売(株)座間店・日産自動車(株)座間事業所・座間交通安全協会相武台支部
座間市内の事故状況
座間警察署によると、管内の2013年の発生件数は、昨年から73件減って441件になっている(10月末時点)。その一方で、11月12日未明、道路を自転車で横断中の高齢者が二輪車にはねられて亡くなるなど死亡事故が発生している。
車両同士の事故状況としては追突が97件、出会い頭が68件、右左折時が106件。一時停止の不徹底、左右の安全確認不足などによって発生するケースが多く、同署の交通課は「小さな見落としが大事故につながります。ルール順守と安全確認の徹底を」と強く呼びかけている。
エリア別では、相模が丘やひばりが丘で多発している。曜日別にみると、週後半の木曜日と金曜日に事故が多く発生しているという。
同課が注意を促しているのが、年末の事故。例年12月は増加傾向にあり、同署は関係団体と協力し街頭キャンペーンを展開する予定。「忙しい時期。特に安全運転を心がけて下さい。また、お酒を飲む機会も多くなりますが、飲酒運転は絶対しないで下さい」と強調している。
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