市立相模野小学校(木島弘校長)の6年生が今月14日、卒業制作として45cm四方のミニ凧作りに挑戦した。講師は座間市大凧保存会(鹿野正士会長)の会員。
14日、同校図工室に6年1組の児童が集まった。手に持つのは、竹で作ったミニ凧の骨組み。ミニ凧と言っても、揚げるためには狂いなく精巧に作る必要がある。子どもたちは、会員のアドバイスを受けながら骨組みを完成させた。終盤には赤と緑の漢字2文字が描かれた和紙を貼り付けた。
同校が卒業制作でミニ凧に挑戦するのは、今年が初めて。今年の6年生は学習の一環として、座間をもっと知り郷土愛を深めようと、市内各所に足を運び、その歴史や自然に触れてきた。そして、その集大成として大凧に触れるため、旭小学校で凧作りを指導している同保存会に依頼し、今回の授業が実現した。凧は今月下旬に糸を付けて完成させる予定だ。
鹿野会長は「伝統ある大凧をこれからも末永く、続けていきたい。子どもたちに直接教えることができるのは、非常にありがたいことです」と喜んでいた。また、この様子を見学に訪れた金子槇之輔教育長は「大凧まつりは、市をあげて取り組む伝統行事。(授業は)子どもたちが、その文化に触れる素晴らしい機会です」と話した。
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