南栗原在住牛頭(ごず)靖子さん 亡き父への手紙で全国金賞 (株)くらしの友 「心の手紙」コンテスト
冠婚葬祭互助会を展開する(株)くらしの友(東京都大田区)がこのほど「つたえたい、心の手紙コンテスト」の結果を発表し、市内南栗原在住の牛頭(ごず)靖子さん(60)の作品「涙のわけ」が金賞を受賞した。
このコンテストは、「亡くなってもう会えない大切な人への手紙」がテーマ。文字に書き起こすことで悲しみを乗り越えてほしいと、同社が開催している。6回を数える今年は、全国から1300点を超える作品が寄せられ、その頂点に牛頭さんが輝いた。
亡父と見知らぬ姉への想い込め
父の死後、初めて自身の異母姉妹の存在を知ったことから始まる手紙。酒を飲むたびに泣いていた父が、実は会いたくても会えない姉を思っていたことに気付いたことや、自ら姉を探し出し、現在は非常に良い関係を築けていることなどを切々と綴っている。
このような、家族の別離という今日的なテーマを前向きに受け止め、故人への手紙に綴った点が評価されたという。
牛頭さんは「金賞という結果には、ただただ驚き。還暦を迎える年にこのような賞をいただけて、本当に光栄です」と話した。
牛頭さんの作品を含む入選作は作品集として配布されるほか、(株)くらしの友HP上で3月上旬に公開される予定だという。
|
|
|
|
|
|