座間市消防本部 防火徹底を呼びかけ 乾燥による大規模火災受け
市内で大規模火災が連続して発生し、座間市消防本部が注意を呼び掛けている。県内では2月中旬から大気や建材が乾燥し、大規模な火災が発生しやすい「乾燥注意報」が発令。同本部は、市内を巡回するなどして、啓発を強化している(26日起稿)。
今月17日に神奈川県内全域に乾燥注意報が発令され、9日間に渡り継続した。発令中の19日と23日には、市内で大規模な火災が発生した。
同本部によると、19日午後8時50分頃に入谷4丁目の住宅から出火し、木造2階建ての住宅が全焼。住宅に住んでいた夫婦2人が亡くなった。23日には、四ツ谷の住宅街で出火。住宅3棟が延焼し、8歳の子どもを含む2人が軽い怪我を負った。同本部は出火原因を調べているが、いずれも不審火の可能性は低いという(26日現在)。
2件の大規模火災の発生を受け、同本部はこれまで「春の火災予防運動」の一環として実施してきた市内巡回を、1週間前倒して開始。乾燥注意報の発令情報や、火災予防運動の告知などをしながら回っている。
「日頃からの意識大切に」
火災の発生を防ぐ手立てとして、同本部は火を使っている時には絶対に目を離さないこと、使用していないコンセントは抜き、使用中のコンセントのほこりを小まめに取り除くことなどを挙げている。また、暖房器具に燃えやすい物を近づけないことも重要だという。
火災予防運動3月1日から
3月1日からは、「春の火災予防運動」が開始される。この運動は、3月7日の消防記念日を最終日とする1週間を期間として、全国各地で啓発活動を行う。市内では相武台前駅と座間駅前で予防課職員と立野台地区女性消防隊の隊員が啓発物を配布しながら防災をPRするほか、高齢者宅を職員が訪問する「防火診断」も実施される。
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