震災チャリティーコンサートに出演するみどりコーラスの代表を務める 藤田 まさ子さん 入谷在住
感謝の想い、歌に込める
○…「みどりコーラス」は1973年4月に設立された女声合唱団。座間市民を中心に14人が在籍し、サニープレイス座間などで練習に励んでいる。今回で6回目、「浅間山大変記」の「大変」を題目に取り入れた「東日本大変チャリティーコンサート」には初出演。実行委員会の代表を務める庄子正彦さんから1年前に呼びかけがあり、出演が決まった。「コーラスのメンバー、実行委員や来場者の方々、皆がコンサートに集える幸せに感謝して歌いたいです」――。3月15日の本番に向け、言葉を1つ1つ噛みしめながら意気込みを語る。
○…みどりコーラスに入団したのは1993年。多彩な宗教曲を取り入れていることや、指揮者・伊佐地邦治さんの大らかで緻密な指導法に惹かれたという。コーラスの一員として20年ほど活動しているが、その原動力はチャレンジ精神や好奇心。「演奏会が終わると、伊佐地先生が次回に向けた曲を出してくれます。『次はどんな曲を歌うんだろう』ってワクワクする」と楽しそうに笑う。
○…尊敬する人は、今は亡き父親。大阪の実家はガソリンスタンドを営んでいた。コツコツと仕事に励む姿。そして、人の事を決して悪く言わない人柄。口数が多い父親ではなかったが、その背中を見て育ってきたという。「父親が大好きでした。晩御飯の時は、自分の食べる分を父親にあげたりしていましたね」と懐かしそうに振り返る。
○…明るく、快活な性格。1つ1つの出来事を楽しそうに喋る姿が印象的だ。意外にも、座間に移り住む前は違ったという。「仕事の時とか神経質な所がありましたが、座間に来てからクヨクヨしなくなりました。『水が合った』という感じ」。今の夢は、座間市内の団体に呼びかけ、100人規模の大合唱団でコンサートを開くこと。「歌うことって楽しいし、素晴らしい。大きな夢だけど、皆が集まって歌えたらうれしいです」と笑顔で話した。
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