座間市の老人クラブ「立野台長寿会」(鈴木敬司会長)の会員によるサークル「ザ・ウタウォーズ」(同代表)が4月26日、活動1000回を迎えた。1人暮らしのメンバーが多いなかで、サークルは貴重な交流の場となっており、鈴木代表は「これからも出来る限り歌い続けていきたい」と意気込んでいる。
「 歌声響くよ 笑顔も映える 明るい仲間だ 長寿会 年越え 老い越え 元気良く」――。活動1000回を迎えた先月26日、会場の立野台老人憩いの家には、元気いっぱいの伸びやかな声が響いた。歌うのは、鈴木代表が作詞した「長寿会は行くよ」。長寿会とウタウォーズのテーマ曲だ。
ウタウォーズは1989年4月に結成された、立野台長寿会内のサークル。現在は64歳から99歳まで31人が在籍しており、毎週土曜日に立野台老人憩いの家で活動している。歌う曲は童謡や唱歌で、今年は「小さな木の実」と「阿夫利嶺に」に取り組んでいるという。東日本大震災の被災地支援曲「花は咲く」など難しい曲にも、数十回の練習を重ねて挑戦した。
歌だけでなく、「おしゃべり」をするのが楽しみの1つ。「2月の大雪の日も、みんな集まってきた。それだけ楽しみにしているんだと思う」と、鈴木代表は活動の手ごたえを話す。
「生きている限り続けていきたい」
発足時から在籍しているのが、岩崎ひさえさん(94)と藤田キミヒさん(99)の2人。座間市民の歌「WELOVE ZAMA!」が好きだという岩崎さんは「1000回目を迎えて嬉しい」と話し、「歌うことと、よく噛んで食べることが健康の秘訣です。病院の先生からも『健康的ですね』と褒められたのよ」と喜んでいた。最高齢の藤田さんは「健康にも良いし、どんな曲でもみんなと一緒に歌うと楽しい。生きている限り、続けていきたいね」と目を細めた。
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