県内41の中学生硬式野球チームが出場した「第39回日本少年野球神奈川県支部春季大会」(中学の部)の決勝が5月18日に横浜市で行われ、座間市の中学生を中心とする「座間ボーイズ」(安達和弘代表)が、横浜泉中央ボーイズAを破り優勝に輝いた。県制覇は7年ぶり。この間2度の準優勝で悔し涙を飲んだが、遂に県の頂点に立った。
座間ボーイズは2004年に結成された硬式野球チーム。座間や近隣自治体の中学生45人が所属している。相模川沿いのグラウンドで毎週土・日に練習を重ねている。県を制覇したのは7年前。ただ、この時は参加チーム数が約20と、今大会に比べて規模が小さかった。県支部所属のチームが出揃う大会での優勝は初。
大会は3月から5月18日まで行われた。トーナメント制で、シードの座間ボーイズは2回戦から出場した。
準決勝と決勝は18日に実施。対戦相手は、県内有数の強豪・湘南ボーイズと横浜泉中央ボーイズ。両試合でチームを牽引したのが、島村友基投手と香西翔太投手だ。準決勝は島村投手を中心に堅い守備力で、全国優勝経験のある湘南を完封し、7対0のコールド勝ち。続く決勝では香西投手が登板した。会場の通信隊グラウンドは泉中央が練習している場所。座間ボーイズにとっては「アウェイ」だったが、香西投手は相手のプレッシャーにも負けずに投げ抜き完封。悲願の県優勝をチームにもたらした。
松本秀一郎監督は「優勝は、選手、父母、スタッフが三位一体となり成し遂げた結果。大きな自信になりました」とコメントした。
次の目標は全国
2014年に掲げた目標は、県制覇と全国大会出場。県優勝の次に見据えるのは、初の全国切符だ。5月24日からは全国につながる「第45回日本少年野球選手権大会 県支部予選」が始まる。座間ボーイズは5月31日に横浜港北ボーイズと対戦。松本監督は「春の優勝をステップにして、座間神社への必勝祈願でいただいたお守りを手にして全国出場を達成したい」と意気込んでいた。
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