座間高らしさで頂点 卒業生が変則FS(フットサル)制す
変則的なフットサル大会「WINNER STAYS激戦上等」の決勝ラウンドが6月7日に都内で行われ、座間高卒業生が結成した「ZAMAGIC」が優勝した。「座間高らしい底力と魔法のようなプレーで、波乱を起こそう」というチーム名の通り、敗者復活戦から頂点に上り詰めた。
ナイキが主催する同大会は、通常のフットサルコートより小さいピッチを舞台に行われる。4人制マッチで、失点すれば1人が退場し形勢不利に陥る。2点先取したチームが勝者となり、コートに残る。時間内に最も勝ち星を稼いだチームが、その会場の王者。1284チームが出場した。
ZAMAGICは、サッカー部に所属していた廣戸大志さん・山村拓さん・中川賢斗さん、湘南ベルマーレユースに在籍していた石井光一郎さんが今年4月に結成した。全員が2012年の卒業生だ。
5月の地区大会を突破したZAMAGICは、6月7日に東京で行われた決勝ラウンドへ進出。予選Dグループでは苦戦を強いられ、敗者復活戦に回った。しかし、予選最激戦区と言われたDグループで戦った自信を糧に勝利を重ね、最終ラウンドへの復活を果たした。
「自分たちは一番下から這い上がってきた。負けて上等。思い切り試合を楽しもう」――。強豪揃いの最終ラウンドでも、気負いはなかった。各上の相手でも、気持ちを前面に押し出したプレーで圧倒。規定時間が終了した時には7勝を挙げて、栄冠を手にした。
「『俺たちが勝っちゃっていいのかな』という感じでした」と振り返る廣戸さん。優勝の喜びと実感は、表彰式で盾を掲げた瞬間に沸き起こったという。「気持ちで引き寄せた勝利。サッカー部で鍛えられた成果だと思います」と笑顔で話した。
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