市内184の自治会をまとめる「座間市自治会総連合会」(=市自連/渡辺了会長)がこのほど、県内ワースト1位と低迷する加入率に歯止めをかけるため、マンションやアパートに住む若い世代向けのポスターとパンフレットを作った。3月に加入促進協定を締結した、「(公社)県宅地建物取引業協会相模南支部」と「(公社)全日本不動産協会神奈川県本部相模原支部」の加盟会社を通じて配布し、集合住宅に住む人の加入を図る考えだ。
市自連によると、自治会加入数は2万9659世帯と、全世帯の約53%に留まっている。低下の一因が、集合住宅に住む人の入会が進まないこと。訪問時間が限られている上、管理組合を持つマンションもあり、アプローチが難しいという。こうした状況を打破しようと結ばれたのが、不動産団体との協定。両団体に所属する事業所の協力のもと、転入者に啓発物を配り、「入口」を押さえる狙い。
ポスターとパンフレットは協定をより有効活用しようと、市自連の内部組織「自治会加入促進戦略委員会」(波形昭二委員長)が企画。メインターゲットの若い世代を意識したカラフルなデザインのもと、自治会の役割や活動をまとめた。ポスターがA3サイズ、パンフレットがA4サイズで、それぞれ1千枚と1万5千枚を作成。不動産業者を通じて転入者などに配られるほか、自治会の掲示板で周知される。波形委員長は「長期的視野に立って活動し、入会数を3万世帯まで伸ばしたい」と話し、渡辺会長は「事業所の協力を仰ぎながら積極的に行動していきたい」と意気込んでいた。
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