「三次元」に恋焦がれて 女子美院生が展示 28日まで
現代美術展「三次元コンプレックス」がハーモニーホール座間ギャラリーで今月28日まで開催されている。会場には、美術専攻洋画研究領域に在籍中にも拘わらず「立体」に魅了されたという3人の美術大学院生の個性的な作品が並び、来場者たちを驚かせている。展示された作品の多くは、折紙やスポンジ、粘土にしゅろ縄など身近な素材から作られている。
この展示は、市教育委員会が「市民に今までにない現代美術作品に触れてもらう機会を」と、女子美術大学に協力を仰ぎ昨年から実施。今年は川端明里さん(写真左)、丸森初音さん(写真中央)、川端薫さんの3人が名乗りを上げた。
洋画研究領域に所属しているのに立体造形を作っているということ以外は、全く共通点が見つからなかったという3人。「初めてグループを組んだけれど、どんな作品を作ってきたかはお互いに知っていた。それぞれの持ち味を生かした展示にしようと思った」と川端薫さん。パーテーションは設けず、空間を活かした作品作りをしようと3人の意見が一致。これまで学んできた平面での表現への反発も込め、「もう描くだけじゃ、いや!」と副題を付けた。
入場無料、展示は午前9時30分から午後5時。最終日は午後4時まで。
問い合わせは市生涯学習課【電話】046・252・8476へ。
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