座間市では、多発する振り込め詐欺被害を防ぐため、固定電話に取り付けて迷惑電話を知らせる専用機器の無料モニターを募集している。月額利用料667円(税抜)を、期間限定で無料貸し出しすることで機器利用を促し、詐欺撲滅を図る。
「迷惑電話チェッカー」は、通信事業者・ワイモバイル(株)の製品。迷惑電話として登録済みの番号から着信があると、音声と光で注意喚起する。迷惑電話の番号情報は利用者全体で共有されており、2014年7月時点で2万5千件が登録されている。この情報はネットワーク回線を通じて、自動的に更新される仕組みだ。
無料モニター募集は、市と同社、同じく通信事業者のソフトバンクテレコム(株)の3者が協力して行うもの。設置期間は開始日から2016年9月末日まで。期間終了後、ワイモバイルと契約すれば、月額667円で継続的に利用することもできる。
自宅固定電話で番号表示サービスを導入していること、期間中にアンケートに協力することなどが条件となる。1世帯につき1台まで貸し出す。希望者は今年12月19日までに、本人確認資料を持参のうえ、座間市役所3階安全防災課窓口で申し込みを。募集件数は300台となっている。
同課では「留守番電話と同時に活用することで効果が高まります。ぜひ利用して欲しい」と呼びかけている。代理人申し込みなど詳細は同課【電話】046・252・8158へ。
市内の被害額8300万円
座間警察署によると、管内における2014年の振り込め詐欺等の被害件数は26件(9月末日時点)。60代から80代の女性が騙されるケースが多く、被害総額は8300万円を超えている。相談は座間警察署【電話】046・256・0110。
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