9月29日に座間市議会議長に就任した 伊田 雅彦さん 座間在住 53歳
職責受け止め、一生懸命に
○…就任から5日が経った今月3日、まだ何処か落ち着かない様子の議長室で取材に応じてくれた。この間、「議長」として挨拶すること3回。消防団員・経営者・高校生の前に立ってきたが、その度に、より一層の「責任」を感じたそう。職責の重さを受け止め、全うする意志を固める一方で、自然体の自分も大事にしたいと考えている。「いま、流行の唄じゃないけどさ。ありのままに、親しみやすい人間でいたいんだよ」と相好を崩す。
○…2004年に市議会議員に初当選して、現在3期目。当時は、地域活動に注力していた時期。その行動が目に留まってか、地元市民から立候補の打診を受けた。「自分が議員になるとは考えてもいなかった」。即答は出来ず、そこから数カ月、自問自答する日々が続いたという。迷いに迷ったが、背中を後押ししたのは、自分を推してくれた人々の情熱だった。「ここまで声をかけてもらって、立候補しなくてどうする。挑戦するしかない!」と一念発起した。
○…出身校は座間小・西中・座間高と、生粋の座間っ子。長男が少年野球を始めたことがきっかけで、12年ほど前から地元野球チームでコーチを務めている。子どもたちへの指導で重視しているのは、挨拶や返事などの礼儀、そして「気持ちで負けるな」ということ。技術よりも「人として大事なこと」を伝え続けている。
○…「頑張ることは恥ずかしいことじゃない」――。昔、テレビCMで耳にした、心に残るフレーズだ。汗まみれになっても、泥まみれになっても、一生懸命に打ち込む姿は、人の心を強く打つ。2001年に座間青年会議所理事長に就任した時も、この言葉をスローガンした。それから13年が経ち、議長に就任した現在も、想いは変わらない。市民福祉向上や議会改革推進など取り組むべきことが多々あるなかで、「信念を持ち、一生懸命」に職責を果たす覚悟だ。
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