11月16日の「はばたけ未来伝!」で講師を務める 古川 修さん 東中学校教諭 56歳
独自の視点で、歴史紐解く
○…市の多彩な情報を紹介するインターネットサイト「0462.net」。同サイトの人気コーナー「まめこぞうの旅 座間の歴史探検」の執筆者として、座間にまつわる歴史や伝説を、分かりやすく伝えている。2002年から連載をスタートさせ、これまでにアップした本数は38話にも及ぶ。現在は、本業の忙しさから休止状態にあるが、100話分近いストックがあるそう。「過去の情報も更新しないといけない。新しいエピソードも含めて近いうちに再開しないと…」と照れたように笑う。
○…約30年にわたり、市立中学校で教鞭をとる。幼い頃から歴史が好きで、その魅力を生徒たちに分かりやすく伝えようと、20年ほど前から本格的に市内を調査するようになった。今でも休日には、デジカメを相棒に地域を練り歩く。担当科目が理科ということもあって、その切り口は独特。書物に書かれている内容に加え、現地に足を運ばないと伺い知れない、土地の形状や地質にも目を配り、歴史を紐解いていく。「定説にとらわれずに調査を進め、『こんな考え方も出来るのでは…』と発想することもあります」――。理科の教師ならではの視点で、事象を客観的に分析していく。
○…勤務する東中学校では、約30人が在籍する「ボランティア部」の顧問を務めている。部のスローガンは「地域のために出来る事を何でもやろう」。ゴミ拾いに始まり、花壇の手入れやイベントサポートなど活動は多岐にわたる。「生徒たちが安心して生活出来るのも、地域の皆様の協力あってこそ。その恩返しができれば」。スローガンと活動には、そんな想いが込められている。
○…世界史や日本史、歴史の階層は多々あれど、あくまで座間にこだわる。別々の調査が思わぬところで交差して、新事実が生まれるという。「10万年前から昭和まで」をモットーに、これからも座間の歴史と向き合っていく。
|
|
|
|
|
|