入谷の龍源院(吉村龍三住職)で1月18日、建て替え工事中の本堂の上棟式が執り行われた。
上棟式は、建築物の安全を願う儀式で、柱や梁などの骨組み完成に合わせて、執り行われる。この日は、本堂建設委員会の飯島隆夫委員長をはじめとする関係者、遠藤三紀夫市長や甘利明衆議院議員ら来賓、地域住民など300人近くが訪れた。式では、縁起が良いとされる餅を本堂から投げる「散餅(さんべい)の儀」が行われ、子どもからお年寄りまで手を高く上げて取り合った。
龍源院は1461年の建立とされ、明治初期には座間小学校の前身と言われる「風牛学舎(ふうぎゅうがくしゃ)」があった事で知られる。座間市や海老名市に点在する「相模七福神」のうち辨財天(べんざいてん)の石像があり、毎年1月から2月にかけては七福神巡りの人々が多く訪れる。
1927年に建てられた本堂は、老朽化や不同沈下による傾斜などを理由に、およそ1年前から建て替え工事が進められている。工事を担うのは、宮大工として全国的に著名な小川三夫さんが創業した寺社建築会社「鵤(いかるが)工舎」(本社/栃木県)。本堂の完成は今年9月の予定となっている。
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