子どもたちに防災への理解を深めてもらおうと、遠藤三紀夫市長が2月23日、秋田県の八郎潟に由来する民話「八郎」の読み聞かせを、座間小学校(唐木田正富校長)で行った。
「八郎」は、児童文学作家の故・斎藤隆介氏の作品。巨大な体格の八郎が、自身の身を犠牲に、荒れ狂う海から田んぼや村人を救う物語。遠藤市長は東日本大震災の発災後、八郎の生き様から助け合うことの尊さを児童に伝えようと、市立小学校で読み聞かせを実施してきた。
23日は、遠藤市長が秋田弁で作品を朗読。声に抑揚をつけ、身振り手振りを交えて情感たっぷりに読み上げると、児童たちは作品の世界に引き込まれていた。
遠藤市長は「物と心の両面から防災に備えないといけません。市の防災を引っ張るような大人に成長して下さい」と呼びかけた。6年生の吉田悠奈さんは「田んぼを守るために、自分を犠牲にする八郎は凄い。自然災害の被害を少しでも減らせるよう、皆で知恵を出し合っていく必要があると思いました」と話した。
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