観客を魅了した２人
障がい者の就労を支援する「緑の家」（草間幸子所長／東原）などを運営する「社会福祉法人 慈湧会」が３月13日、盲目のピアニストとして双子で活躍する木村りえさん（姉）と、りささん（妹）を招き、東日本大震災の被災地復興支援チャリティコンサートを、ハーモニーホール座間で開催し、およそ１６０人が訪れた。
同会の設立１周年を記念して企画された催し。木村さん姉妹は福岡出身のデュオ。未熟児網膜症によって視覚障がいを患うも、ピアニストとしてコンクールで優勝を収め、各地で演奏会を重ねている。
この日は、それぞれがソロで演奏した後、「交響詩わが祖国より第２番『モルダウ』」などをピアノ連弾で披露。息のあったハーモニーに聴衆は聞き入っていた。２人は最後に「震災後、一歩一歩前に進んできました」と振り返った上で、「祈りを込めて演奏します」と、復興支援ソング「花は咲く」を演奏した。
この日集まった義援金約10万円は、座間市役所を通じて、被災地に届けられる。
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