座間市立西中学校東側の畑から4月28日にキャンプ座間に向けて飛翔弾が発射された事件を受け、座間警察署(倉持英彰署長)が今月6日から近隣自治会への訪問パトロールを開始した。発見されていない飛翔弾や、不審人物への注意を促すためで、同署は警戒を続けている。
※12日起稿
事件は同日の午前0時35分頃に発生した。住民から「大きな爆発音がした」と110番通報があり、署員が駆け付けたところ、発射装置とみられる金属製の筒2本や電気コードを発見。筒は、キャンプ座間がある北東に向けて地中に埋められていた。
午前10時55分には、現場から500mほど離れた畑で長さ約30cmの金属弾が見つかった。弾は2発発射されたとみられており、残る1発の行方は分かってない。その後、犯行声明が報道機関宛てに届いたが犯人は捕まっていない。
現場近くの住民不安抱える
同署は5日までに、30〜50人規模で現場付近の捜索にあたってきた。西中、座間小、幼稚園などは捜索済みだという。6日からは、約10人態勢で自治会の役員宅を直接訪問して、注意を促している。
11日の午前中には、約140世帯が加入する河原宿東自治会の片野隆史会長(66)の家を署員が訪れ、「飛翔弾の欠片と思われるようなものを見つけたら、決して触らずにすぐ連絡して下さい」と呼びかけた。片野会長は「すぐ近くで事件が起きたということで、不安を抱いている人も多い。きょう聞いた内容を地域の会合などで伝えていきたい」と話していた。
同署(【電話】046・256・0110)では、事件に関する情報を募っている。
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