座間市薬剤師会の会長に就任した 杉山 卓也さん 相模が丘在勤 37歳
好奇心で突き進む
○…市薬剤師会の若きリーダーに、4月の総会で就任した。同会には約60人が所属し、福祉まつりなどで市民の健康増進を図る。会長になった今年、拡充したいと意気込むのが、各種セミナー。会員に加え、市民の受講も積極的に募る。「薬剤師と市民の距離を縮めていきたい。セミナーは、そのためのツールになるはず」と期待を寄せる。
○…相模が丘に本店を構え、漢方を取り扱う(有)杉山薬局で働く。「アイデアを柔軟に受け止めてくれる」と尊敬する創業者である父の背中を見て育ち、小学校卒業時には「健康を支える仕事がしたい」と志を抱いていた。「薬局は健康相談の場」が信念。店を訪れた人と、1時間かけてじっくり話し込む。40分は雑談、時には人生相談に発展するケースもある。「病を持つ方は、不安を胸に秘めています」。多い時は1日に10人対応するが、「話を聞くのが大好き」と語るように、常に全力で受け止める。聞き上手、そしてエネルギッシュな人物だ。
○…妻、2人の子どもとの4人暮らし。好奇心旺盛で、調理師免許やファイナンシャルプランナーなど、異業種の資格も取得。趣味もフットサル、料理、バンドと多彩。特に30歳から始めたというボクシングは、週3〜4回ジムに通うほど熱中しており、シャドーでのパフォーマンスを競うエアボクシングのプロライセンスも持つ。「お客さんにボクシングやっていると言うと驚かれます」と笑う。
○…柔らかい物腰ながらも、言うべきは言う、芯の強さの持ち主。行動力も人一倍強く、「自由奔放」とも自身を表現する。2011年には、「人間いつまで生きられるか分からない。今のうちにやれることを」と、かねてからの念願だったニュージーランドに3カ月間ホームステイした事も。「いつかは日本のみならず、世界各地から相談を受ける漢方薬局にしたい」――。今は、そんな夢を想い描いている。
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