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吉田直巳さん(ひばりが丘) ドローン競技で日本一に 操縦士でチームに貢献

社会

掲載号:2015年6月12日号

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ドローンのリモコンを持つ吉田さん(左)。依田さんが手にしているのが、大会で使った実機
ドローンのリモコンを持つ吉田さん(左)。依田さんが手にしているのが、大会で使った実機

 いま話題の小型無人飛行機・ドローンの操作や空撮技術を競う「UAV(マルチコプター)競技会」が6月4日に宮城県で開かれ、市内ひばりが丘でラジコンショップを営む吉田直巳さん(59)がパイロットを務めた「チームYODA」が優勝した。

注目集めた全国大会

 ドローンは、空を飛ぶ鳥のような視点から空撮できる無人小型飛行機。建設や災害の現場で活用されているほか、数万円で購入できる機体もあり、一般市民の間で急速に広がっている。一方、犯罪や悪戯に悪用されるケースもあり、規制の必要性などが取り沙汰されている。

 大会は建設技術展「EE東北’15」の一環として行われ、国土交通省・東北地方整備局などが実行委員に名を連ねた。これまで企業主催の大会はあったが、全国の催しは初になるという。

 チームYODAは、リーダーの依田健一さん(52/横浜市在住)を中心に、パイロットやカメラ係など6人で編成。吉田さんは、長年の付き合いという依田さんから協力を打診された。

 出場したのは「総合技術部門」。会場に設置された橋の模型をドローンで撮影し、大きさやひび割れの深さなどを分析してプレゼンする。測量を手掛ける会社など5チームが、飛行時間や分析の正確性を競った。

 本番に向け、メンバーと練習を繰り返してきたという吉田さん。当日は高い技術を駆使して、正確に測量できる撮影地点まで機体を飛ばした。時には、飛行範囲を制限するネットに触れるほど「ギリギリ」を攻めて優勝に貢献した。

 「全員がベストを尽くした結果。まとまりが素晴らしかったから1位になれた」と喜んだ。依田さんも「大勢の観客が見守るなかでも、いつもの実力を発揮してくれました」と称えた。

「魅力、知って」

 吉田さんは、ひばりが丘で「ホビーショップ ヨッシー222」を営み、ラジコン販売や操作指導などを行う。操縦技術や知識を買われ、テレビや映画の撮影協力の依頼も多い。ドローンには約4年前から注目していた。当時は未完成な部分も多く、自身で改良していたそう。その後、中国などで開発が進んだことで操作性が向上し、多くの人が手にするようになった。

 その魅力について、「大空を飛ぶ鳥と同じ景色を、誰でも見ることができる」と説明する。だからこそ、悪用を悲しみ、一連の報道についても危険性が強調されている現状を憂いている。「扱いやすい分、安全な操縦や知識を身に付ける講習が必要。その上で、多くの人にドローンの有用性を知ってほしい」と話している。

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