急性ウイルス感染症の「手足口病」が県内各地で流行している。座間市を管轄する厚木保健福祉事務所管内では、小児科定点医療機関の患者報告数の平均値が3週連続で流行警報発令基準値(5・0人)を越えた。同事務所は注意を呼びかけている。(8月4日起稿)
手足口病は、3日から5日の潜伏期をおいて手や足、口腔内に水泡性発疹が現れる急性ウイルス感染症。咳やくしゃみのほか、排出物内のウイルスが手を介し、口や目に触れることでうつるケースもある。ウイルスを抑える効果的治療法やワクチンはなく、1週間から10日で自然に治る。国立感染症研究所によると、4歳くらいまでの幼児を中心に、夏季をピークに流行がみられるという。
やや減少も注意必要
厚木管内(座間市・厚木市・海老名市・愛川町・清川村)では、第28週(7月6〜12日)に警報レベルの7・73人となり、第29週(7月13〜19日)には14・64人と基準値を大きく上回った。第30週(7月20日〜26日)に入ると12・90人とやや減少しているが、依然として警報レベルに留まっている。
「りんご病」も警報レベルに
また、頬が赤くなり手足を中心に赤い発疹が出る伝染性紅斑(通称・りんご病)も第28週から増加。第29週に一度減少したが、第30週に定点あたりの報告数平均が3・0となり警報レベル(2・0以上)となった。
同事務所保健予防係(【電話】046・224・1111代)はHPで「毎日の手洗いを大切にして、くしゃみなどの症状がある人はマスク等による咳エチケットを」と感染症の予防を呼びかけている。
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