北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さんを招いた平和講演会が、9月25日(金)にハーモニーホール座間で開かれる。座間市原水爆禁止協議会(会長=遠藤三紀夫市長)が戦後70周年記念事業として主催するもの。蓮池さんが、県内自治体による講演に登壇するのは初めて。
蓮池さんは1957年、新潟県生まれ。中央大学在学中の1978年に北朝鮮によって拉致され、それから24年にわたり同国での生活を余儀なくされた。20002年に帰国。現在は、翻訳家として活動するほか、新潟産業大学の准教授として韓国文化などを教えている。当日は「夢と絆」をテーマに、拉致されていた頃の生活などについて話す予定。
同協議会は核廃絶や世界平和を訴えるため、原爆パネル展や、折り鶴を広島市と長崎市に届ける事業などを展開している。2013年から年1回実施している講演会は、戦争を知らない世代が増えるなかで、平和の尊さを啓発する狙い。戦後70年の今年は、より多くの人に来場して欲しいと、知名度の高い蓮池さんに依頼。既に定員の半数近くの申し込みがあり、「例年より早いペースで埋まっている。注目度の高さを感じます」と担当者は話す。
午後7時に開演。入場無料。定員900人(先着/未就学児は不可)。申し込みは同協議会・事務局(市広報広聴人権課内【電話】046・252・8087/【FAX】046・252・0220)で受付。
担当者は「蓮池さんの体験を、直に聴くことができる貴重な機会。ぜひ参加を」と呼びかけている。
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