成光学園 (緑ケ丘) 32年ぶりに県頂点 児童福祉施設の野球大会で
県内の児童福祉施設が競う野球大会で、緑ケ丘の児童養護施設「成光学園」(矢部雅文園長)が、32年ぶり5度目の優勝を果たした。
小中学生が参加する大会。55回目の今年は8月3日から5日まで横須賀市で行われ、14チームがトーナメントで争った。
同学園は、小学生5人・中学生9人の混合編成。それぞれの学校で野球部(チーム)に入っているのは5人で、残りは未経験者。練習は守備に重点を置き、「守備から攻撃につなげる戦い」(松田真咲主将・中3)で、頂点を狙った。
1回戦から準決勝の3試合は、35得点3失点と圧勝。エース・檜山雄一投手(中2)は持ち前の制球力を発揮し、2試合を完封した。
決勝の相手は、強豪・県立おおいそ学園。試合は初回に先制点を許し、追いつき引き離れる展開となった。逆転に成功したのは4回表。相手の投手が交代したところを打ち崩し、4点を奪った。1点リードで迎えた最終回は2アウト2塁とピンチに陥るも、最後の打者をサードゴロで打ち取り、5対4で勝利した。
「32年ぶりに優勝できで本当に嬉しいです」と喜ぶ松田主将。職員で監督を務めた檜垣誠さんは「子どもたちは劣勢に負けず、気持ちを切り替えることが出来ていました。精神面の成長が目立っていました」と教え子を称えた。
MVPには、4試合の内2試合を完封し、与えたフォアボールが1つだった檜山投手が選出。松田主将もホームラン賞を獲得した。
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