Street Dance Contest in ZAMAの実行委員長を務める 大槻 幸治さん 相模が丘在勤 38歳
情熱秘める「黒子」
○…小学生や中学生などがダンスにかける情熱を表現するコンテスト。大会を主催する座間市商工会青年部の総会で実行委員長に指名された。「委員長なんて向いていないですよ。黒子のように大会を支えられれば」と控えめに話す一方で、「地域の人々が思う存分楽しめるよう、温かみあるコンテストにしたい」と強い意志も覗かせる。目玉企画としてご当地キャラクターによるダンスショーも構想しており、11月1日の本番に向けて準備を着々と進めている。
○…曰く「大の人見知り」。5年ほど前に同部に入会して、活動を通じて初対面の人とも打ち解けられるようになったという。大勢の前で話すのは未だに苦手だというが、今年6月には青年部で得た成果や意見を発表する主張大会に参加。50人近い聴衆が見守るなか、同部や座間に対する想いを訴えた。「緊張で汗ダラダラだったけれど、何とか頑張れました」と照れながら振り返る。
○…父親が40年以上前に創業し、外構やエクステリアを手掛ける会社で働く。父に連れられて、幼い頃から施工現場に足を運んでおり、高校卒業後は専門学校で建築設計について学んだ。現在は、親子二人三脚で会社を切り盛りする。喋り上手で顧客の信頼も篤い父について「自分とは反対の性格だからこそ、学ぶことが多いです」と尊敬の念を抱いている。
○…人生で大事にしているのは、人との繋がり。「1人では何もできない。皆の支えがあってこそなんです」――。強烈なリーダーシップでぐいぐいと引っ張るタイプではない。しかし、見栄や虚勢を張らずにありのままで臨む姿勢が、周囲を惹き付ける。「青年部では色々な人と知り合えました。いい意味で『緩い』雰囲気が合っていて。行事や懇親会、皆と過ごす時間が楽しいですよ」。感情を前面には出さなくても、胸に秘めている青年部愛は人一倍強い。
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