神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2015年9月25日 エリアトップへ

市道38号線 雨水被害「緩和」へ 排水管の新設工事進む

社会

公開:2015年9月25日

  • LINE
  • hatena
排水管の新設工事が進められている乗馬クラブ前
排水管の新設工事が進められている乗馬クラブ前

 台風やゲリラ豪雨による冠水被害が多い場所として知られる市道38号線で、雨水排水管の新設工事が進められている。10月上旬には完了する見込み。市では、2カ年計画で実施中の道路改良工事と合わせて、雨水被害を「緩和」させる狙いだ。

冠水の多発地域

 市道38号線は栗原と広野台の境にある南北3・3Kmほどの幹線道路。同線沿いの座間近代乗馬クラブと座間洋らんセンター周辺エリアで近年、大雨による被害が多発している。2013年4月には集中豪雨によって同クラブ事務所が床上浸水し、翌年10月には2週連続の台風で道路が数十mにわたり冠水した。

 市下水道課によると、この周辺の道路は「たるみ」や深さ70cmほどの「谷」があり、近隣の畑や工場に降った雨が流れ込みやすい地形になっている。このため既設の雨水排水管では対応しきれず、被害拡大の一因になっているという。

 工事では約250mにわたり太さ25〜50cmの排水管を新設する。雨水被害の「解消」とは至らないが、「緩和」を図るという。事業予算額は3594万円。

 38号線では改良工事も進められている。当該区間はまだ着手されていないが、来年度までに完了する予定で、両端に排水機能を備えた側溝が設けられる。

「不安は残る」

 蘭の栽培・販売を手掛ける洋らんセンターでも数年前、資材倉庫や温室が浸水し多額の被害が出た。同センターを経営し、台風やゲリラ豪雨対策に頭を悩ませているという加藤春朗さん・春幸さん親子は、工事について「今より状況が上向きになることは歓迎したいです」としながらも、「周辺地域の開発によってここ数年、雨水被害が多くなりました。(工事が終わっても)まだ不安は残ります」と複雑な心境を明かした。

昨年10月の台風では、ポンプの排水作業が行われた
昨年10月の台風では、ポンプの排水作業が行われた

座間版のトップニュース最新6

交通拠点設置を目指す

相武台南口

交通拠点設置を目指す

行政・地域協力し実現へ

1月31日

花壇活動続けて20年

さがみ野

花壇活動続けて20年

「孫誕生がきっかけで」

1月31日

9年ぶりの頂点目指す

9年ぶりの頂点目指す

東海大相模 春の選抜出場

1月31日

戦闘機「雷電」の部品発見

戦闘機「雷電」の部品発見

所有者から市に寄贈

1月24日

「凧」通して地域と交流

座間養護学校

「凧」通して地域と交流

座間市大凧保存会と

1月24日

3月6日オープン

市内初映画館

3月6日オープン

最新鋭の映像機器導入

1月17日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク