市内初の混声合唱団として1996年に発足した「座間市民混声合唱団」(青木妙子団長)が10月10日(土)、創立20周年記念の定期演奏会をハーモニーホール座間で開催する。創設から約17年にわたり同団を指導した指揮者・伊藤俊三氏が2年前に亡くなって以来、初の定期演奏会。伊藤氏に教わった曲と、現指揮者・宍戸純氏のもと学んだ曲を織り交ぜた構成になっており、団員は「再出発」を掲げて舞台に上がる。
同団は、ハーモニーホール開館記念で行われた「第九を歌う市民の集い」の参加者が中心となり結成。今は60代から87歳まで35人が在籍し、ソプラノ・アルト・テノール・バスという4部構成を活かし、市内外の行事で活躍している。
指揮者として約17年間タクトを振るい続けた伊藤氏。本業であるテノール歌手として舞台に立つこともあり、青木団長は「エンターテインメント性に溢れる人でした」と、その人柄を述懐する。定期演奏会についても選曲から舞台構成、衣裳作り、チラシ製作など全てに携わり、体調を崩した後も病床でアイデアを練るほどの力の入れようだったという。
新旧織り交ぜて
「団の全て」だったという伊藤氏が亡くなってから約1年後、団員らは4年ぶりの定期演奏会に向けて本格的に動き出した。今年1月からは練習回数を増やし、本番に向けてハーモニーに磨きをかけている。
当日は3部構成。1部と3部は、宍戸氏の「伊藤先生のプログラムを大事にしたい」という想いもあり、最後に教わった「唱歌の四季」や「蔵王讃歌」などを盛り込んだ。3部では、同じく伊藤氏から指導を受けた市内の男声合唱団「みらい」が賛助出演する。2部は、宍戸氏のもと取り組んできた混声合唱組曲「海の詩」を披露する予定。
開演は午後2時(開場は30分前)。全席自由で入場料は1000円。
「演奏会を新たなスタート地点にしたい」と団員の柿澤和子さん。青木団長(【電話】046・253・6799)は「心を込めて、思い出の曲を歌います。混声ならではのハーモニーを存分に楽しんで欲しい」と来場を呼び掛けている。
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