NPO法人県視覚障害者福祉協会(入谷)が10月13日、同会HP上に「視覚障害者と盲導犬の交通事故死に対する声明」を掲載した。
この声明は、10月3日に徳島市新浜町の市道で発生した事故を受けたもの。事故では盲導犬と視覚障がいのある男性(50)が、バックしてきた2トントラックにはねられて死亡。トラックにはバックする際に音を発して周囲に注意を促す装置がつけられていたが、事故当時は運転士によってスイッチが切られていたという。
声明では、エンジン音が殆ど聞こえないというハイブリッドカーや電気自動車についても触れ、これら全ての車両に「接近通報装置」を搭載するよう要望。加えて、一般の車両にもバックや左折時には音で知らせるなどの安全対策を講じることを求めた。
また、スイッチを意図的に切れない構造にするとともに、法整備を進めて静音対策の明確化を行うことを要望した。
「市民の理解」が鍵に
接近通報装置を切ってしまう要因の一つとして挙げられるのが、周辺住民への配慮や苦情防止だという。同会の鈴木孝幸理事長は「国民全体が、あれは必要な音だとわかってくれることが重要になる」と話した。
声明全文は【URL】http://www.npo-kanagawa.org/iken.htmlで確認できる。
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