商店街の優れた取り組みを表彰する「かながわ商店街大賞」の特別賞に、さがみ野の「みどりとさくらの街さがみ野」(関吉実治会長)が選ばれた。近隣住民や学生、在日米海軍厚木基地の軍人らと協力しながら、花を活用した地域美化に努めた点が受賞に繋がった。
表彰は、県や公益社団法人商連かながわで構成される実行委員会が2013年から継続している。商店街の役割や魅力を発信し、商業活性化につなげる狙い。今年は17団体から応募があった。特別賞は大賞と準大賞に次ぐもので、「キラリと光るオンリーワンの街作り」(実行委員会)を展開している団体が選ばれる。
「みどりとさくらの街さがみ野」は、さがみ野駅北口周辺に位置する。15年にわたり、花を主役に据えた環境美化と地域活性化に取り組んできた。これまでに、市の協力のもとエリア内の市道13号線と14号線をそれぞれ、「街のガーデン」と「ストリートガーデン」と位置付けて花壇を整備。住民と民間企業に花壇の手入れや資金提供を担ってもらう「里親制度」を導入し、地域一体型の街づくりを推進している。毎年6月と11月の植栽イベントには、地元の小・中学生や市民、厚木基地の海兵など数百人が参加するほどの規模になっているという。
「個性を出さなければ生き残れないと考え、花と緑に溢れる商店街を目指して活動してきました」と関吉会長。受賞については「取り組みが認められて、嬉しい」とコメントした。
向日葵を主役に
同商店街では今年、ルビーエクリプスという赤い向日葵およそ5000本を、14号線沿いの花壇に植える予定。夏に市内栗原で開催される「ひまわりまつり」に合わせて開花するよう、6月中ごろに植栽するという。関吉会長は「座間市の花であるひまわりで街を盛り上げたい」と意気込んでいる。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|