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連載【1】 東日本大震災から間もなく5年―― 「忘れないで」発信し続ける 座間市民の「足跡」

社会

掲載号:2016年2月19日号

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近隣住民が訪れるガレージセール(写真上)。昨夏には、宮城県東松島市の仮設住宅を訪問した(同下)
近隣住民が訪れるガレージセール(写真上)。昨夏には、宮城県東松島市の仮設住宅を訪問した(同下)

 今年3月11日、死者1万5894人、行方不明者2562人という未曾有の被害をもたらした東日本大震災から5年が経過する。復興に向けた課題が今なお山積するなか、座間市においても「震災」を胸に留め活動し続ける人や団体が存在する。その足跡を追った。

市民団体「3・11を想う会」

 栗原中央の住宅地、ごく普通の住宅の庭で隔月ペースで開かれている「復興応援ガレージセール」。広さ10畳に満たない会場には、日用品や衣料品、手作り品が所狭しと並ぶ。「小規模でも良いんです。とにかく続けることが大切」。そう話すのは、主催の市民団体「3・11を想う会」の代表で家の主、一政伸子さん。2014年5月に始まったセールは先月23日で9回目を迎えた。市民ふるさとまつりでの売上金などを含めると、これまでに23万3409円を現地の復興支援団体などに寄付した。

 発足は2013年5月。11年、12年と被災地を訪問し、震災の爪痕の深さに衝撃を受けた一政さんが、友人らと「思っているだけじゃ駄目。行動しないと意味がない」と立ち上げた。

 現在は女性10人が在籍。構成は育児に奮闘する人、仕事に打ち込む人など様々で、「毎回、全員が集まれるとは限らない。ガレージセールの時に私が不在のこともあります」と一政さん。会員がそれぞれのペースで活動しているという。重視するのは継続性。目指しているのは、団体名にあるように想い続けること。「被災された方々のことを、遠く離れた座間に住んでいても忘れたくない。ずっと何かしら応援し続けたい」。

 13年から毎夏、宮城県石巻市と東松島市を訪問し続けている。発災から5年が経過し、被災地にも復興の歩みにばらつきが出てきているという。東松島市は仮設住宅を出ていく人が増えた。一方で、石巻市は仮設住宅での生活を余儀なくされている人が数多くおり、不登校に悩む小学生が多いというデータも出てきた。

 「支援の在り方が難しくなっている」と一政さんは語る。がれき撤去や義援金、当初は明確だった支援の形が変容している。遠く離れた神奈川から、そのニーズを正確に把握することは難しいという。だからこそ同会では、現地の情報に精通している復興支援団体のサポートに努めている。

背中を後押し

 これからもガレージセールを続けていく意向。次回は、3月26日(土)の午前11時〜午後2時まで、一政さんの家(栗原中央1丁目/【携帯電話】090・6945・2295)で開く予定。

 また、同じように復興支援に取り組む団体を市内で増やせればと話し、「私たちが前に歩み続けることが、誰かの背中を押すことを信じて頑張ります」と意気込んでいる。

代表の一政さん
代表の一政さん

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