入谷の住居表示化に向け検討を進めている座間市が、住民周知を図り、意向を把握しようと、アンケート調査を行う。今月下旬から8月中旬にかけて、地区内の全世帯と商店舗などにポスティングで配布する。
住居表示とは、地番に基づいている住所を、建物などを基準とした分かりやすいものに変更する事業。市内では全面積の約50%が完了している。目的の建物が探しやすくなり、緊急車両の早期到着、郵便や宅配の誤送・遅配の減少などが期待される。
役所の公簿類、水道・電気・NTTなどは自動移行する。その一方で、不動産と商業登記、免許証や車検証、銀行や携帯電話などで変更手続きが必要となる。
入谷には約8150世帯、およそ1万8千人が暮らしており、過去の実施地区と比べて面積が広い。昔から住む人も多いため、市は昨年度から、市民参加型の検討会を開催してきた。
アンケートの設問は16項目。回答者の年齢・家族構成・居住年数といった基本的な情報に加えて、住居表示化についての賛成・反対、反対の理由などを問う内容となっている。専用はがきで、9月23日(金)までに返信する仕組み。
市では調査結果を踏まえ、2017年度に基礎調査を行い、18年度から2カ年で住居表示を実施する予定。問い合わせは市都市計画課【電話】046・252・7325。
座間版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|