今ほどダンスが普及していなかった2000年に始まり、座間市商工会青年部が毎年続けてきた「Street Dance Contest in ZAMA」が、今年11月の大会でその歴史に幕を下ろすことが決まった。ラストダンスに向けて大槻幸治実行委員長は「出来る限り多くのチームに参加してもらい、楽しく終わりを迎えられれば」と呼び掛けている。
貴重な発表の場に
商工業の若手経営者などが集う同部が、「座間を元気ある街にするため、他市がやっていないイベントを開こう」と始まったコンテスト。「相模大野駅近くの路上で、ダンスしている人を見たことがあった。発表の場になればと思って」と、初代実行委員長の加藤正司さんは当時を振り返る。
ダンスの「素人」が、ゼロからコンテストを創り上るには苦労も多かったという。司会選定やステージ演出、どれも初めて尽くしで手探りしながら準備を進めた。参加チームを募るため、商工会職員と夜に駅前を歩き回り、ダンサーを見つけてはチラシを配ったそうだ。ハーモニーホール座間小ホールで行われた第1回は、10数チームが出演するなど成功を収めた。
回を重ねるごとに参加チームと観客が増えて小ホールでは入りきらなくなり、ひまわり公園(座間谷戸山公園内)、ハーモニーホール大ホールと会場を移し、座間を代表するイベントに成長していった。
時代の変化
16年が経ち、ダンスを取り巻く環境は変わった。教室やサークルが増え、2012年からは中学校の授業で必修化。発表会やコンテストなど「受け皿」も充実してきた。「青年部としてコンテストを続けてきて、一定の成果は上がったと思います」と現部長の大矢新一郎さん。部内で協議して、今年での終了を決めた。
最後のコンテストは11月20日(日)午前11時から、大ホールで開催される。募集期間は9月10日(土)から10月10日(月)。キッズ(小学生以下)と一般(中学生以上)で、それぞれ15チームを募る(先着)。出場料は1人1000円(保険料込)。希望者は右記QRコードから申し込みを。
問い合わせは青年部事務局(商工会内)【電話】046・251・1040。
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