第41回座間市青少年創意くふう展覧会の作品審査が9月26日に行われ、伊藤大地さん(栗原中3年)が発明したトイレマット「うの目たかの目」が最高位にあたる市長賞を受賞した。伊藤さんの市長賞受賞は3年連続。市職員によると、ここ数年はない快挙だという。
この展覧会は、市内の小中学生に創作の楽しさを知ってもらおうと、市が毎年開催しているもの。今年は134点が寄せられた。小中学校の校長や座間市商工会、座間工業会の代表が審査し、入賞作品の11点が10月8日(土)まで市役所1階エレベーターホールで展示されている(8日は正午まで)。
伊藤さんが発明したトイレマットは、クマなどが描かれた布の上に薄いピンクの生地を重ねたもの。水分が付着すると絵が浮き出て汚れが見分けやすくなる仕組みだという。夏休みに入ったころから入念にアイデアを練り、制作を開始したのは8月中旬から。複数の色の布に水をかける実験調査を行い、最も模様が浮き出た薄いピンクを素材として選んだ。
3年連続となった市長賞の受賞に、伊藤さんは「すごく嬉しい。生活の役に立つものを作りたかった。幼稚園や介護施設でも使ってもらえるようになったら」とコメントした。
日ごろから「需要」調査
伊藤さんは小学3年生の頃から同展覧会に作品を応募している。創作にかける情熱は年々増しており、最近は普段から友人らに「生活で困っていることはないか」と聞いて回り、ニーズを調査しているという。
将来は、「モノ作りに関わる仕事をしたい」と伊藤さん。ニュース番組を毎日視聴し、休日には塾に通うなど志望校合格をめざし日々勉強に明け暮れている。「多くの人に便利だと言ってもらえるものを作っていきたい」と抱負を話している。
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