エアロビックの国内最高峰の大会「スズキジャパンカップ2016 第33回全日本エアロビック選手権大会」が11月6日、東京都で開かれ、相模中1年の今村一歩さん(13)がユース1男子シングル部門で連覇を果たした。姉の菜子さん(15・麻溝台高1年)もユース2女子シングル部門で3位と好成績を収めた。
姉の菜子さんは3位
エアロビックは、アップテンポな曲に合わせてジャンプやターン、ダンスを組み合わせて演技し、その芸術性や難度を競う表現スポーツ。一歩さんは11歳から13歳が出場するユース1、菜子さんは14歳から16歳のユース2の部で、それぞれ個人種目にあたるシングル部門に出場した。
現在、アステム湘南VI(ヴィ)GOROUS(グラス)に所属する一歩さんと菜子さん。ともに幼稚園から競技を始め、切磋琢磨してきた。一歩さんは姉について「体幹が強い」と語り、菜子さんは弟を「ジャンプが高い」と認め合っている。コーチを務める武内麻美さんは二人を「それぞれ目指すものが明確になってきた」と評する。
昨年同部門で日本一になった一歩さん。さらなるレベルアップへ、ユース1で最高難度の「シザース」や「ハイヴイ」を演技に取り入れた。優勝を目標に掲げ臨んだ今年の大会では、平常心で演技。序盤に難易度の高い技を見事決めるとリズムに乗り、19・000と自己最高得点をマーク。2位を1・05ポイント上回っての連覇に、「集中できた。嬉しかった」と喜ぶ。
来年4月には世界大会のスズキワールドカップを控える。一歩さんは「3位以上を狙いたい。体幹を鍛えて、いつか世界で優勝できたら」と話した。
精度高め大躍進
昨年は東日本大会で8位と全国出場を逃していた菜子さん。週5日の練習で技の精度を上げ、全国切符をつかんでいた。本番では「今までよりも冷静に演技できた」と、これまでのトレーニングが実を結び、納得の演技で見事3位に輝いた。
来年1月のJOCジュニアオリンピックでは、3位以上をめざす。今大会よりも内容にもこだわるつもりだ。「ジャンプを高くして、技の完成度を上げたい」とさらなる飛躍を誓った。
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