市内緑ケ丘の児童養護施設「成光学園」(矢部雅文園長)が12月23日、長年にわたり学園の子どもたちに米作りを体験させてくれたとして、村上勝彦さん(75/入谷在住)に感謝状を贈呈した。
村上さんは10年ほど前から、入谷の田んぼで米を作っている。学園の児童も田植えや刈り入れなどに携わり、年末には餅つきを行うのが恒例となっていた。
村上さんと矢部園長はともに、犯罪や非行をした人々の更生を助ける保護司を務めており、今回の取り組みもその縁がきっかけとなって始まった。「田んぼは、子どもや私にとって貴重な成長の場でした」と矢部園長。村上さんが高齢などを理由に米作りを「引退」することから、感謝状を贈ることになった。
23日は児童たちが見守るなかで、贈呈式が執り行われた。村上さんは「子どもたちの成長した姿を見るのが、毎年の楽しみでした。素晴らしい思い出ばかりです」と喜んだ。この日は餅つきも行われ、出来上がった餅を全員で食べた。
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